にゃん福旅 - The Beautiful Japan -
第1話
風の場に『にゃん福先生が現れて、
ゼロ・エミッション車をチェックしに来た!』
少し不思議な実体験
2017年12月中旬のある日、shiroは個人間カーシェアリングの登録用の写真を撮りに、東京都内の風力発電の風車の塔の場所に来ていました。
2年前にも同じ場所で、白のSUVを登録用に撮っていたことを思い出しながら、カメラのファインダー越しに何枚か写真を撮っていると.....。
一匹のふてぶてしい猫が、何やらブツブツ言葉を発しながら、ゼロ•エミッション車に近づいて行きます。
shiroは急な出来事に少し驚きながらも、心を落ち着かせ、しっかりとその光景にレンズを向けました。
「やれやれ、やっと来たニャ」
「さっそく、チェックするニャ」
「走行できる状態だニャ」
「ゆれてニャイ♪」
「うるさくニャイ♪」
「におわニャイ♪」
「よごれニャイ♪」
「ニャらば、ひさびさ!」
「にゃん福タッチ!! 」
「安心・安全運転の魔除けニャ」
「ふ〜、久々に力を使ったニャ」
「人間たちは、空気を汚すガスを少しでも出す電気自動車と、空気を汚さないゼロ•エミッション車の電気自動車の、2種類のEVがあることを、はっきりと区別できているのかニャ〜?」
「空も、海も、大地も、すべてがゼロ・エミッションビークルになれば、最高の水と、最高の魚を食べて、最高の空を眺めながら気分良く昼寝ができるのにニャ〜♪」
「充電スポットがなかったら…、と考えたら不安とか、充電残量が0%になったら怖い…、と人間たちは思うらしいが、実際はどうニャンだろうニャ〜?」
「そうだったニャ!大事なことを忘れてたニャ…。
shiro、聞こえているのニャら、カメラの画角を広げるのニャ!」
「ふむ、心をつなぐ声を感じるようになるとは、この2年の間で、少しは本当の自分と向き合うことができたようだニャ!
ただ、今は毛づくろい中だから、終わるまで待つのニャ!」
「驚くことも無理はニャイがの、ファインダーの中は現実ニャ!shiro、カメラを置いて近くに来るのニャ!色々と伝えなくてはならないことがあるのニャ!」
このあと、shiroは不思議と素直にカメラのファインダーから視線を外して、目の前のふてぶてしいおしゃべりな猫の近くに向かいます。
猫は自らの名前を”にゃん福”と伝え、自らの役目は伝えることで、人間世界での先生の立場であるということでした。
また、風力発電の風車の塔の下で暮らしていて、ゼロ・エミッションビークルにしか乗らないことを教えてくれました。
どう判断するべきか迷うshiroのために、2年前に白のSUVの写真を撮りに来たことを知っていること、その時も今日と同じように車も人も誰もいなかったことと、その理由を伝えてくれました。
そのことを不思議に思っていたshiroは、”にゃん福”の話に納得し、目の前の現実を受け入れた上で、”にゃん福”の話に素直に耳を傾けたのでした。
第1話 完
「第2話は、ガソリン代を0円にした、実体験ニャ!」
第2話
東京から名古屋まで『高速道路を利用して、高速道路の急速充電器だけでガソリン代を0円にした』実体験
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