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4世紀ローマ帝国の軍事学者で、軍事学書『軍事論』の著者、ウェゲティウスが、『平和を欲するのならば、戦いを抑止するために戦いに備えよ』と伝えたとあるように、論理とは、本質的に逆説的なものであると言われています。

 

現代は4世紀ローマ帝国とは違いますが、人間が真の文明発展を求めるのであれば、『人間に恵みを与える自然をよく観察し、自然破壊を抑止するために、自然破壊に備えるべきことが、文明発展の論理であり、人間の行動の本質である』ということなのではないでしょうか。

 

そして現在、世界の科学者たちのなかで、いくつもの大きな問題を抱えているのが、大気と海水の問題です。

 

大気と海水に共通する大きな問題の一つに化学物質の硫化水素があります。

 

古生物学者のピーター・ウォード(ワシントン大学)は、研究対象を間近に観察することを好み、研究のためによく海に潜っています。

 

ウォードは、大気中の分子100万個あたりに、約500個含まれているだけで死にいたる致死性の化学物質の硫化水素が、海の底に大量に眠っていると伝えています。

その証拠に、どの海岸線でも、ごく微量の硫化水素を検出することができます。

 

海は人間と同じく呼吸をしています。

その呼吸は、北極と南極で始まります。

 

北極と南極で冷たい空気を取り込んだ海水は、冷たい潮流となって海底に沈み、深海に酸素を届けながら進んで、赤道に到達すると海水が温められて海面に浮上します。

 

そして、再び北極と南極へと移動し、この移動を循環するように繰り返します。

この酸素をたくさん含む海水が、海の底に広がることで海は生きていけるのです。

 

地質学者のリー・カンプ(ペンシルバニア州立大学)は、海がもつ生理機能について研究を続けています。

 

カンプは、海も人間と同じで循環システムなしでは生きてはいけない、と伝えているのです。

 

しかし、地球の気温が数度上がるだけで、私たち人間は大きな代償を支払うことになります。

 

海面の温度が数度上昇するか、大量の淡水が入ってくると、海面付近の海水の密度が低くなり、酸素をたくさん含む海水が、海の底に広がらなくなると環境は変わってしまうからです。

 

ピーター・ウォードは警告しています。

 

「もし、海の底に酸素が広がらなければ、海底で硫化水素を生み出す細菌が活性化して、恐ろしい猛毒のヘドロが海を占拠してしまいます。」

 

「やがて海中から硫化水素を含む、有害なガスが大気に広がると、植物は窒息死し、動物は中毒死してしまい、人間も自然も助かる見込みはありません。」

 

私たちは、人間と自然のとても大きな問題に直面しているのです。

 

人間が、長い年月をかけて、大気と海水を汚してきたことは確かなことです。

 

しかしながら、誰もが一度は心の底で、そのことを解決したいと願ったことがあるのではないでしょうか。

 

そして、私たちはこのとても大きな問題に対して、現実を直視し、真実に耳を傾け、人間と自然が調和し、必ず勝たなければなりません。

 

私たちに求められているのは、人間と自然が仲良く共存共栄する文化を創り上げ、新しい文明のビジネスモデルを創造することです。

 

この変化を起こすためには、世界を納得させる理念を、真の実業家が体現する必要があります。

 

製品の開発、研究、戦略、計画、デザイン、情報、販売、法務、財務、金融、技術、製造のプロセスのほか、それに付随した業務の支援や消費または利用や、顧客対応、製品のリサイクル、リユース、リデュースのプロセスについても、分析と解析、修正を手がけます。

 

そして、環境に配慮した課題の解決策を実行するために、製品ライフスタイルの各段階で、何をするべきかについてを世界へ向け、勇気と情熱を持って持続的に提言していきます。

 

CHRBへの賛同・推進をし、持続的に世界の経済を豊かにしながら、2020年12月末までに、日本一のCHRBスコアを獲得し、2030年12月末までに、世界一のCHRBスコアを獲得します。

 

また、真の実業家の役割は、見えるものを表現することだけでなく、見えないものも見えるようにすることでもあります。

 

これからの時代を、心穏やかに暮らしていける時代にするために、新しい方向性で先行き不安な時代を切り開いていきます。

 

真の実業家、真のグローバル企業として、世界を『機械文明』から『グリーン文明』に変えるため、全てを愛と調和で芸術的に一つに繋ぎ、世界を必ず良い方向へ導いていきます。

 

そして、人間と自然が仲良く調和して、人間生活を楽しく豊かに幸せにする文明を、世界最高の仲間たちと共に情熱的に築いていきます。

 

今後も、人間と自然の調和を実現させる永続的な文化と、自然と調和してきた日本人の持つ芸術的な美意識の開かれた可能性と未来を追求して、皆でより良い地球を創ってまいりますので、ご支援をいただけますよう、お願いいたします。

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